呼吸のように・・・

俳句のエッセー

終わりの時

あの出来事以来、最後の時を思います。

誰にも大切な終わりの時を、充実して過ごしたいし、

過ごさせてあげたい、そう思います。

華やかなショッピングモールに行って、

買い物を楽しむ若者を見ていて、楽しそうだと思います。

欲しいものを自由に買ったり、

美味しいものを食べたり、

映画や旅行へ出掛けたり、

考えると楽しくもなります。

けれども、あの言葉を思い出します。

「こんなはずだったかな、と」

「この歳になると、お金じゃないんです」

お金があっても、人は幸せにはなれないというのでしょう。

命があっても、満たされた人間関係がなければ

人は虚しく、悲しいということではなかったでしょうか。

そのような思いを、誰にもしてほしくはない、

そう願います。

自分も、したくないと思います。

けれども、私は覚悟しているのです。

望まない環境で過ごすことになるかもしれない。

ですが、その時も、

祈りを、讃美を、御言葉を、

心に満たしておきたいと願います。

感謝して眠りにつき、目覚めた時は

朝の光が全身を覆っているのだと思います。

復活の光です。

その方も、悲しいようで、希望に満ちた信仰に

最期を過ごされたと信じています。

私も同じようになりたいと願います。

最後まで主に用いられた神の子に幸いあれ。

すべてが用いられ、すべてに意味があると言います。

天の国は近づいています。

もろともに御許へ向かう時は、

神様の目には、もうすぐなのです。