呼吸のように・・・

俳句のエッセー

宝石

今夜からお天気が崩れるそうです。

寒波がやって来るようで、雪が心配されます。

日中は日差しが心地よかったのですが、

乾燥して、喉がイガイガしてきました。

先週の疲れが一辺に出て、夕方からうたた寝してしまい、

風邪を引いたかもしれません。

寒波が近づいているようですし、要注意です。

さて、何とか一週間を乗り切ることができましたが、

内心、不安でいっぱいでした。

身体が強くないので、途中でダウンするのではないか、

そればかりを心配していました。

身体が弱いというと、格好つけていると思う人がいて驚くのですが、

そうではなく、原因がはっきりしています。

二度、開腹手術を受けているからです。

一度目は、身体の負担を思いましたが、患部が無くなったことで楽さも感じました。

しかし二度目は、大変な肉体的負担を感じました。

もう8時間労働は無理だと思ったほどでした。が、

なんとか今は、普通の生活ができています。

今、必要なのは、年齢による体力の減退の予防、運動不足の解消です。

これは努力の範囲ですので、日々なまけ心と闘いながら、

実行していくしかないでしょう。

人間は不死身ではないので、いつか去る時が来るわけですが、

それまで、少しずつ、少しずつ、何かを失っていく経験をするのでしょう。

ですが、一方で、不思議と得るものもあります。

目に見えるところは衰えてゆきますが、

目に見えないものは、成長をしつづけ、豊かになっていきます。

私たちは、ずっと成長を続けています。

この事実を思い、感謝を捧げましょう。

失うことは、損ではありません。

今までと違う見方が与えられて、新しい宝物を得ます。

それは、それまで見えなかったものです。

人の弱さや人生の儚さは、一方で、本当の価値を教え、

本当に必要なものは何なのかを、分かるようにしてくれます。

人生に必要なものは、そう多くはないと言います。

お金ではないという証、人との温かな交流だという証、

信仰だという証、わたしは何を証するのでしょうか。

人は、望んだものを、すべて手に入れることはできません。

しかし、神は、必要なものをすべてくださると言います。

つまり、望んだものが、必ずしも必要なものではない、

ということなのでしょう。

諦めよと言っているのではありません。

無駄なことは、何一つない、ということです。

すべて、主にあって意味があります。

何が起こっても、主は私を愛してくださっている、

わたしは宝石のように価値があり、

わたしの人生は、微塵たりとも無駄なことはない、

この真実を知らされて生きること、

これが、私たちが得る、宝石なのでしょう。