呼吸のように・・・

俳句のエッセー

淑気

新年の季語、「淑気」。

年が改まり、厳かな空気に満ちていることをいいます。

ちょうど、寒さの厳しい頃であり、

身の引き締まる思いがする、新年の雰囲気を思ってください。

日本人であれば、誰もがこの空気を感じることができるでしょう。

森羅万象、改まった感じがします。

とても新鮮な空気に満ちています。

そして、新年を祝う思いが込められた季語です。

明日は聖日です。

季語には「初弥撒」はありますが、「初礼拝」はありません。

ただ、「初」を以て新年としています。

しかし、初礼拝は六文字になり、語呂がよくないのは確かです。

使い方が難しくなります。

それでは、礼拝の雰囲気をうまく取り入れて、

「淑気」をもってくれば、上手くまとまるのではないかと考えます。

カトリックは装飾が多く、比較的俳句になりやすいですが、

プロテスタントは難しいでしょう。

さまざまに挑戦し、一句でもいい句ができるように、

練り上げていきたいものです。