御心(神様のお心)が成りますように・・・
私たちは、いつもこのようにお祈りします。
ゲッセマネの園で、イエス・キリストが、血の汗を滴らせて祈った、
それを模倣しています。
イエス様は、このように祈りました。
「父よ、できることなら、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。
しかし、わたしの願いどおりではなく、御心のままに。」
自分の願いは訴えますが、最後は父なる神の思いどおりになさってください。
このような思いです。
人には、様々な思いがあり、願いがあります。
ですが、神様のなさることが最も善き事だと、私たちは知っています。
ですから、最後は自分の思いを退けて、
父なる神様の思いに私たちは従う、という意思表示でしょう。
私たちには自由があります。
自由には、神様に従う自由、従わない自由があります。
私たちは、与えられている自由な意志により神様を選ぶ、
これが求められていることです。
世界情勢が不安定になっているように思う今日、
「政治家の思いではなく、あなたの御心がなりますように」
と祈る人がありますが、ちょっと違和感があります。
政治家にもキリスト者がいますし、
政治家といえば、皆私利私欲に動く悪人、ではありません。
そんなことを言えば、失礼にあたります。
政治家の方々が、御心を行うことができますように、
神様の助けと導きを願いたいと思います。
また、自衛隊といえば、皆戦争をしたがるもんだと
思っている方もあるようですが、これも間違いです。
戦争になれば、真っ先に出撃するのは自衛隊です。
戦争を避けるために、自衛隊は存在しているのであり、
自衛隊は戦争好きではありません。
この考えは、かつての大戦が、
軍部が先導したと考えられていることが影響しているのでしょう。
今では、もっと様々な要素が絡んでいたことが明らかになっており、
そのような単純な原因ではないと言われています。
明日は主日。
戦争回避のための知恵を神様にお願いし、
災害の多いこの国を守り、導き、
神様のために、今、何を為すべきかを知り、
実行していく勇気を願おうではありませんか。