呼吸のように・・・

俳句のエッセー

馬に乗る!

馬に乗ってきました。
乗馬といいます。が、そんな立派なものではありません。
無料体験のチケットを頂いたので、行ってきました。
馬の背に乗って、高いとは思いませんでしたが、
結構、揺れますね。
「動物に乗ったことは、ありませんか。象とか…?」
そんな経験、ないでしょう、普通。
馬ではありませんが、昨年、ラクダを見ました。
乗りませんでしたが。
「そうですか、残念ですね。大型の動物は、近くには?」
あ、牛ならよく見ます。
近くに牧場がありますので…。が、乗ったことはありません。
「そうでしょうね」
インストラクターとお話ししながら、進みます。
上手く歩いて、止まったら、首を叩いて誉めてあげます。
「有難う」と感謝いっぱいで、首をそろそろ叩くと、
もっとしっかり叩かないとわかりませんよ、というので、
人間なら「痛い」くらいで叩いて、褒めてあげました。
ここが、マシンと違うところです。
いつもは車に乗っていますが、機械ですから、
大切にメンテナンスをしたり、洗ったりしても、
それは自分の物だからで、感謝ではありません。
良く走ったからと言って、褒めてあげることもありません。
当たり前のことです。が、馬は違います。
機械に慣れている時代だからこそ、馬に乗るべきだと思いました。
それは人間と同じ、生き物対生き物の、血の通った交流です。
不思議でした。
馬に気を遣って、何が楽しいのか、と思うかもしれません。
ですが、それは違います。
これが、人の本来あるべき姿のように思います。
若い方は、子供は、是非、乗馬をなさったらいいでしょう。
思いやりとは、このような関係から学ぶのだと思います。
いい経験になりました。