呼吸のように・・・

俳句のエッセー

また、天の国で…

「雉」同人 小室登美子さんが
3月14日(火)朝、急性白血病のため永眠されました。
急なことでしたので、誰もが驚き、信じられない思いでした。
私は、12日(日)夜、お電話いただき、
今度、出版することになった、雉十日会の合同句集について、話を伺いました。
伝統ある十日会の歴史については、
何年か前に公民館で講演なさったときの資料を使ってほしいとか、
雉十日会での俳句をどうやって選んだらいいかとか、
その他、小室さんご自身の句集が出来上がったら、
雉十日会の方々へ差し上げたいとか、
だるそうではありましたが、しっかりとお話しくださいました。
ただ、座っているのもだるくて、起きていられなくなったと、
ペンを持てなくなったと、
そのようにおっしゃって、おやと気になったことは確かでした。
私は、両親を癌で亡くしましたので、なんとなく
その最後に似ている気がしなくもありませんでしたが、
打ち消すように、薬の副作用だからと、励まして会話を終えました。
覚悟を決めていらしたのは、知っていました。
が、こんなにも早く逝ってしまわれるとは、思いませんでした。
雉十日会の合同句集は、追悼とはせず、内容を吟味して、
秋ごろに出版できたらと計画しています。
小室登美子さんのお嬢さんの志賀理子さんが、お母様の意志を継いで、
俳句を続けるとおっしゃって下さったことは、大きな喜びです。
どうか、小室家の皆様のためにお祈りください。
遺族の方々の悲しみは、如何ばかりでしょう。
神さまのお導きと慰めがありますように、お祈りいたします。
小室さん、
また、天の国で、お会いしましょう。