呼吸のように・・・

俳句のエッセー

凍てる

寒中お見舞い申し上げます。
夕方からの気温の低下が、激しくなっています。
買い物をしている数十分の間に、車のフロントが凍り付き、
べたべたした雪の道が、でこぼこの凍り付いた道に変わってしまいました。
運転もさることながら、歩行も困難な寒中になっています。
もっと北の地方では、もっと凍てついていることでしょう。
一年の中で、数週間だけ、厳しい冷え込みがあります。
一年の中で、数日だけ、大雪で交通が麻痺する日があります。
たった、それだけの日のために、
私たちは道路を広くし、融雪を整え、防寒具を揃え、
雪除けのための道具を買います。
住まいは、屋根は積雪に耐えるものとし、
除雪のためのスペースを確保しなければなりません。
ほんの短い間のために。
備えあれば、何とか…
人生の危機管理が、いざというとき、功を奏するのでしょうね。
つまらない考え方ですが、大切なことなのです。
その分、楽しいことがあります。
楽しむべき時に、楽しまないのは、最もつまらない生き方です。
つまり、ただいま、この時、
最善を尽くすことのみが、求められているということだと
思っています。