呼吸のように・・・

俳句のエッセー

白山茶花

青木和枝先生の第一句集「白山茶花」。
祝賀会から一年余り、ようやくアルバムを仕上げました。
遅くなって申し訳ありません。
ご出席いただいた皆様、そして、青木先生に、
次の日曜日、金沢句会にてお渡しいたします。
思い出します。
小室さんが先導してくださって、おわらの輪踊りをしました。
また、一人一人が、最も好きな句を選んで感想を言いました。
いい句がたくさんありました。
「康夫忌や白山茶花の一つ咲き」
私が好きな句です。
康夫とは、泊康夫先生のことです。
内科医であり、病院長であった泊先生は、金沢句会の発足者。
そして、総婦長だった青木先生の
長年のパートナーでした。
祝賀会の写真を整理していて思いました。
泊先生が、どれほど喜んでおられることかと。
そして、皆に、「青木さんに続け」と、おっしゃっている気がしました。
泊先生、そして、山先生が同時期に体調を崩され、
急きょ、抜擢された青木先生の重圧はどれほどだったか、
想像に難くありません。
「青木くん、よくやった」
そう、おっしゃっている気がします。
山茶花、北陸の皆にとっても大切な花、
そして、句集となりました。