呼吸のように・・・

俳句のエッセー

アドベント(待降節)

近年、キリスト教の季語が増えています。
待降節」も、そろそろ使ってもよさそうですが、
アドベントは難しいかもしれません。
ただ、認知度の少ない季語を使うことはリスクを伴いますので、
そのことは理解しておくべきでしょ。
私などは、周知する意味で、キリスト教の季語を良く使います。
クリスマスツリーは、長くて使いづらいですが、
「聖樹」とすれば、使いやすくなります。
しかも、「聖樹」という言葉を知らない人も多いので、
積極的に使って、知ってもらおうと試みるわけです。
今は、アドベントの最後のときを過ごしています。
次の土曜日の夜は、クリスマスイブ、「聖夜」の讃美礼拝が行われます。
そして、翌日の日曜日は、いよいよクリスマス礼拝です。
今年は、見事に土曜日と日曜日が、24日・25日にあたります。
いいですね。
是非、教会へ行きましょう。
救い主の誕生を、待ち望んで過ごしている、この時、アドベント
満たされない心の奥底に、光が届くその時を待ち望んでいます。
ローマの圧政に苦しんでいた、イスラエルの民。
貧しいやもめ、物乞いをする盲、あしなえ。
信仰から外れた者のように扱われていた、薄汚れた羊飼い。貧しい漁師。
その社会のもっとも底辺に、主の救いが訪れました。
今、悩みの中にある私たちと同じ、みじめな私たちに、主が訪れてくださいます。
心に灯が、必ず点る、
クリスマスは、すぐそこです。