呼吸のように・・・

俳句のエッセー

向日葵の種

ひまわり村へ友人を案内しました。
2週間ほど前は、すべてのひまわりが顔をあげていて、
中には蕾のものもありましたが、
半分は種になってしまい、頭を垂れて、重くなっていました。
歩くとボンボン当たって、痛い痛い…
見ると、種をと採ったあとがあり、それでは私もと、
種をいただいては、歩いてきました。
ハイブリットサンフラワーは、よく知っている、縞々の種ではなく、
大きめの西瓜の種に産毛をはやしたような、そんな種でした。
集めた種は、ティッシュにくるんで、姉に渡しました。
しばらくしてみると、種が減っている気がしたので、
「ひまわりの種、これだけだったっけ?」と言うと、
「え…」と固まっています。
「もしかして…」
「…食べてしまった…」
そういえば、さっき小声で、「おいしい」と聞こえたような。
どう見ても種でしょう、これは。
鳥か?こんなもの食べて、美味しいなんて。
何とか残った種は5粒。
来年の5月に撒いてみます。
その前に、姉の頭にひまわりが咲くかもしれません。
楽しみです。