呼吸のように・・・

俳句のエッセー

残暑

立秋を迎え、暑さは「残暑」という名前になりました。
それにしても、厳しい暑さでした。
台風の影響で、フェーン現象があったからだそうです。
朝、近くの山では、鶯がしきりに鳴いていました。
しばらく行くと、アオサギの巣がある木立がありますが、
アオサギは沼の樹にやって来て、枝の一つであるかのように止まっていました。
三羽は、そろって南の空を見て、枝にじっとしていました。
蝉は、日毎に増えてゆくようで、
今頃になって、さかんに鳴いています。
もちろん、ヒグラシの数は増しているようで、
近くの樹から声がしますが、見つけることはできませんでした。
アブラゼミやミンミンゼミと違って、ヒグラシは翅が透き通っているうえ、
少し小さいので、見つけにくいのです。
木槿がきれいですね。
百日紅も、いろいろな色が咲いています。
俳句の題材は多いのですが、
残暑で頭が働きません。
もっとも、残暑のせいかどうかわかりませんが。
もう少し、涼しくなるように、祈るばかりです。