呼吸のように・・・

俳句のエッセー

パン屑

「娘から悪霊を追い出してください」
そう願った女に、主イエスは、
「子供たちのパンをとって、小犬にやってはいけない」
とお答えになりました。
小犬扱いされた女は、それでも食い下がります。
「主よ、しかし、食卓の下の小犬も、子供のパン屑はいただきます」
そして、イエスを動かし、娘を悪霊から救い出していただきました。
小犬扱いをされた女は、なんと熱心だったかと思います。
私ならば、怒りだしたか、傷ついて動けなくなったかも知れません。
愛の対象があったからでしょう。
娘のために、母は微塵もひるまず、主に食い下がったのです。
その姿勢を、「あなたの信仰」とよび、
主は褒めてくださいました。
主のパン屑は、何にも勝る恵みとなりました。
神を知って生きることは幸いです。
愛の神は、豊かな恵みをくださるでしょう。
子供のパン屑で十分です。
主に願って、信頼して、ゆだねて生きましょう。
我が家を悩ませていた、パン屑収集者、蟻さんたちは、
本日、そのルートを完全に封鎖され、撲滅いたしました。
人間は一安心です。
パン屑は、蟻たちにとっても大きな恵みでした。
万物を創造された神は、蟻すらも覚えておられます。
主に頼って生きる幸いを噛みしめた一日でした。