呼吸のように・・・

俳句のエッセー

山に登ろう

山に登る…それは、実際の山登りに限りません。
道を究めようとする者であれば、皆、登山者にたとえられるでしょう。
そして、信仰も同じです。
私たちは、信仰という山に登っているのです。
信仰を告白し、その道を歩み始めた者は、
その時から同じ信仰の境地に至るのではありません。
受洗したら、いきなり聖化され、それでおしまいというものではありません。
信仰とは、徐々に成長してゆくものです。
少しずつ深まってゆくものです。
それを山登りにたとえます。
そして、一足ずつ、幸福へ近づきます。
幸福といいましたのは、恵みが増すのではなく、
恵みを知る目が養われるという意味です。
主の業は、信仰の目で見届けます。
主の業を知ることによって、人は幸福が増します。
主を知ることによって、主とはどんな方であるか知ることによって
私たちは幸せになるのです。
それは、主は、
私たちのために、この私のために、
命を惜しまずに投げ出してくださった方だからです。
人のために命をすてること、これ以上の愛はないと書かれてある通り、
主以上の愛はありません。
愛されていると知って生きることは、力です。
山に登りましょう。
主に向かって、信仰の山に登ろうではありませんか。