呼吸のように・・・

俳句のエッセー

飛花落花

花の命は短くて…
本当に早いもので、あっという間に蕊が立っていました。
桜の季節は短いので、一生懸命、俳句にせねばなりません。
お花見は名所もいいですが、田舎の桜は、独り占めできていいですよ。
ゆっくりと桜と対峙できますし、お弁当を広げても、遠慮はいりません。
花を見に行くのか、人を見に行くのかわからない昨今、
趣を重んじてもいいかもしれませんね。
 
桜ちり幼な児はみなはじけ声   高島 筍吉

子供でなくても、はじけ声をあげてしまいます。
落花の季節も、すぐに終わりを告げるのでしょう。