呼吸のように・・・

俳句のエッセー

粉雪

朝は、積もっていなかった雪も、
しだいに激しい風になり、雷が鳴り、
細かな雪が、一面を覆いました。
木々に降る雪は、風に飛ばされて、
積もる気配がありません。
ただ、ただ、激しい風に揺れていました。
寒さが厳しくなると、粉雪になります。
軽くて、きゅっきゅと音がします。
ベタ雪より感触がいいですが、寒いです…
風が吹き、雲が早く流れてゆきます。
それでも、時々は、日矢が差します。
一時の安心を与えてくれます。
暖かな希望のようです。
雪は、日の温もりを教えてくれます。
雲は、空の高さを教えてくれます。
試練は、神の愛をおしえてくれます。
感謝を胸に、一日を終えたいと願います。
無駄なものは、何一つないのですから…