呼吸のように・・・

俳句のエッセー

新年大会

「雉」新年大会が、広島で開催されました。
二日目の吟行は、「平和公園」。
中学の修学旅行以来の訪れでした。
朝は冷え込みましたが、その分、いいお天気で、
悲惨な歴史とは裏腹に、明るい平和公園でした。
戦後70年。この町は、どんな歩みをしてきたのでしょうか?
資料館建て替えのため、発掘調査が行われていました。
一瞬にして消えた町の痕跡が、すぐ下に表れています。
豊かに成長を続けていた、広島の町。
一瞬にして町は消え、放射能が残り、未知の病で人々は死んでいった。
その上に、今の平和公園が成り立っています。
昭和の遺構を見て、これが戦争だと思いました。
30年草木も生えないと言われていたこの地は、
しかし、今の福島から見れば、まだ優しい現実でした。
福島は、毎日毎日、広島の3倍の放射能に侵されているのです。
私たちは、どこまで愚かなのでしょう…
No more Hiroshima!
そして、No more Fukushima!です。
「平和」について、もっと広く、考えてみませんか?