呼吸のように・・・

俳句のエッセー

十月

今日から十月です。
一日の今日は、私の両親の結婚記念日。
若い夫婦の姿を想像するのは、私には、ちょっと難しいですが、
姉から聞いた話では、
父は、母のことを、「君」と言っていたらしい…
実に初々しいではないですか。
若き日の両親に、温かな思いを戴き、
今宵の嵐をやり過ごすこととしましょう。
時は流れ、父母は年老い、そしてもういなくなりましたが、
なぜか、今も、ここにいるようにも思えます。
しかも、ずっと若返って。
もしかすると、天の国では、このような再会があるのかもしれません。
ありがとう、お父さん、お母さん。
この響きも、懐かしい気がします。