呼吸のように・・・

俳句のエッセー

墓参

立秋を過ぎると、風が強くなります。
お墓参りに出かけました。
先月、新暦のお盆に兄が帰り、一緒にお参りをしましたが、
もう一度、姉と二人で、父母、ご先祖へご挨拶?です。
しかし、7月と違い、8月になると風が強くなり、
蝋燭に火がつきにくくなります。
体を盾にして、手のひらで覆い、もしくは、お墓の後ろへ回り、
ようやく火を付けました。
そして、消えないように風を遮りながら、
線香の束に火を付けます。
何度も火が揺らぎ消える中、ようやく火が付きました。
蝋燭を墓前に供えると、すぐに風で火が消えました。
しかし、驚くのは線香です。
風に煽られ、あっという間に灰になっていきました。
線香の火は、風が味方するのですね。
しかも、結構熱い…
昨年は、線香の灰が飛び、私の大切な服に焦げ跡がついてしまいました。
今年はそんな失敗をしないように気を付けながら、
手を合せて、約束をしてきました。
約束とは、お墓が汚れてきたので、
お彼岸までお掃除に来ますね、と言ったのでした。