呼吸のように・・・

俳句のエッセー

紫陽花

いつも笑顔が絶えなかった、明るい人。
紫陽花のお花の話をしたのが最後だったという方がありました。
55歳。あまりに早い帰天でした。
あの笑顔は、信仰のたまもの。
それを知ったのは、いつだったでしょうか?
どうしていいかわからないことばかり…
委ねるしかありません…
そのような祈りの声が、あまりに澄んでいたことを、忘れません。
時は、神様によって定められたものと思います。
今頃は、病気も癒えて、
神様の許で、憩っていらっしゃることでしょう。
お別れには、小学校の教え子たちが見えると聞きました。
皆、たくましく育って行きますように、
先生の意志を継いで、優しい人になれますように、
誰もが祈っています。

「あなたの革袋にわたしの涙を蓄えてください」
(詩編56)