呼吸のように・・・

俳句のエッセー

夏の月

暑い日中が過ぎ、雨が近いようで、
空がどんよりとした夕暮れでした。
訃報が入りました。
お若い方の突然の帰天。にわかには信じられませんでした。
日曜日にはお元気で、焼きそば会の焼きそばを焼いていらしたのに、
神様は、突然、御許に御寄せになったようです。
神様に愛されて、特別に愛されて、
早くに御許へいらしたのかもしれません。
夕暮れから夜になり、月はほんのりと赤みを帯びて見えました。

君逝きてうすくれなゐの夏の月

初めて弔句を詠んでみました。
下手ですが、それでもいいと思います。
赤みを帯びた月は、引き裂かれんばかりの心の痛み、
血がにじんでいるかのように思えました。

遺されたご家族の方々に、神様の平安がありますように。
お疲れのことと思います。
神様のお守りとお導きをお祈り申し上げます。