呼吸のように・・・

俳句のエッセー

六月

今日から六月です。
そして、1日の今日は、母の誕生日。83歳です。
生きていたら、ですが。
もう10年以上前に他界しましたが、それほどの経過を思いません。
しかし、確かにそれだけの時間はあったようです。
ただ、鮮明に覚えているので、時間の経過を思わないのでしょうね。
人生の時間とは、そんなものかもしれません。
確かに何十年もの時間があったにも関わらず、
一瞬の時のように思えるのかもしれません。
その意味で、人の一生は、短いのだといえるのかもしれません。
あるいは、人は死んでからのほうが長い、とも言えるのでしょう。
私たちは、天の国へ行きますが、
地上で過ごす時間より、天の国で過ごす時間のほうが長いのです。
幸いなことです。
そう考えると、地上の時間が愛おしくなります。
一日、ひと時、無駄にしないで過ごせたならと願います。