呼吸のように・・・

俳句のエッセー

加賀纏

加賀百万石は、北陸新幹線の開業で、
大変な賑わいになっています。
3月14日(土)の開業日の金沢駅は、新宿駅にまさる混雑だったと
報道されていました…すごいですね。
金沢歌劇座での、平成中村屋の公演があり、
偶然、御練りと遭遇しました。
本当に幸運でした。
先頭は、高々と掲げられた加賀纏。
金箔で有名な加賀は、纏も上から下まで金色。
桜はつぼみ、梅は咲き揃い、
まぶしい日差しに、風は心地よく感じられた、この日、
その風に煽られて、加賀纏の馬簾が揺れ、
落ち着いた金の輝きは、否応なく見物人の心を高ぶらせたのでした。
加賀鳶木遣りくずしが高々と唄われ、
誇らしげな鳶が目の前を過ぎていきました。
江戸時代より続く、誇り高き加賀鳶の姿は、今も健在です。
続いて芸妓。おしろいのうなじが眩しく思えます。
そして、中村勘九郎獅童七之助片岡亀蔵
黄色い声が絶叫に変わり、私も握手していただきました。
とてもいい思い出になりました。
新幹線の開業で、加賀鳶の雄姿も身近になっていただけるかもしれません。
ぜひ、豪華絢爛、加賀百万石へいらしてくださいね。