呼吸のように・・・

俳句のエッセー

ショール

アドベントコンサートを終えて、
赤いショールに身を包みました。
会場は暖かでしたが、ロビーに出れば、寒さが漂います。
ブラウス一枚と黒のボトム、それが聖歌隊の衣装。
体温はみるみる奪われます。
大判の赤のショールは、ジャケット一枚の暖かさを提供してくれました。
すぐに階上へと案内され、お菓子とホットドリンクで緊張をほぐしました。

「ショール」は冬の季語。
「ホットドリンク」もそうです。
聖歌隊」は、クリスマスの季語。
アドベント待降節」は、季語としての認知度は低いといえます。
ジャケットは、「ジャケツ」で、冬の季語。
そして「寒さ」など、季語はたくさんですね。
季語を覚えておくことは、俳句の表現に必要なことです。
ですが、たくさんあって、覚えきれるものではありません。
それで、絶えず歳時記を調べるのですね。

俳句を始めると、はっきり言って、忙しいです。
余計なことを考えたくない方は、どうぞ俳句をなさってください。
健全な日々をあなたに提供してくれることでしょう。