呼吸のように・・・

俳句のエッセー

不機嫌なマスク

子供が座っていました。
その横には、母親がいます。
子供はマスクをしていて、実に不機嫌そうです。
母は困って、優しくなだめて、お話を聞いたりしていました。
風邪でしょうか?
何をしても、いらいらとぐずっている女の子。
つぶらな目だけが見えて、顔はマスクに埋まってしまっていました。

マスクの人が増えています。
この季節は、予防にもマスクは有効ですから、
ご自身が病気でなくても、マスクは活用されているようです。
「マスク」は、冬の季語です。
かつてはガーゼのマスクでしたが、
今では使い捨てが主流。
くちばし型やプリーツ型など形もいろいろ。
大きさも種類があり、中には絵が入っているものもあるようです。
使い捨ては、匂いが気になると思っていましたら、
お花の香りなど、いい匂いのするマスクも登場しました。

よく思い出してみると、マスクも進化していますね。
「現代のマスク」を思わせる俳句も、ぜひ、詠んでみたいところです。