呼吸のように・・・

俳句のエッセー

走り蕎麦

手打ち蕎麦をいただきました。
色は黒めで、太めでした。
蓬のお餅が入っていて、ざっくりと骨太な感じがしました。
器が凝っていて、古代のすり鉢を模した形をしていました。
汁を飲んでしまうと、すり目が現れます。
今のように、たくさんの筋が入っているのではなくて、
五本程度の筋が四方に掻き上げてあるだけです。
注ぎ口もあり、よくできていました。

冬に入り、空気が凛として、
蕎麦屋さんの蒸気も、一層、白々と見えます。
初雪はいつ頃になるでしょうか?
その前に、また、吟行へ出かけたいものです。