呼吸のように・・・

俳句のエッセー

かなかな

かなかな虫は天の虫。
かなかなが鳴きだすと、夏も終わりの気分になり、
ちょっと寂しい…
かなかなが鳴きだし、夕暮れに日焼けの肌を、さらに焼き、
佇んで空を見上げると、私だけ蒸されて息苦しい…
かなかなが鳴きだすと、残りの夏を満喫しようと思う。
夏はもうしばらく。
それでも終わりではない。
かなかなに促されて、明日も出かけようと思う。
白のサンドレスを身にまとい、夏帽をかぶって…
夏はまだ、終わっていないから…