呼吸のように・・・

俳句のエッセー

草刈

草刈(くさかり)。
夏の季語ですが、特に珍しい言葉ではないでしょう。
副季語に、「草刈る」「下刈」「朝草刈」「草刈女」
「草刈籠」「草刈鎌」「草刈機」「牧草刈る」があります。

先日、夜になって、翌朝はゴミの日だと気づき、
慌てて家の前の草を刈りだしました。
刈り草を置いておく場所がないので、刈ってすぐにゴミに出すのが理想です。
暗がりの中、黙々と草を刈っていると、お向いの息子さんが車で帰ってきて、
ライトが真正面から私を照らしてしまったのでした。
私も驚きましたが、おそらく彼は、もっと驚いたことでしょう。
…いろんな意味で…
手元が、一瞬、明るくなったのはいいとして、
変な人だと思われたのではないか、ちょっと心配です。

昨日の雨で、また、草が伸びることでしょう。
夏の間は、イタチごっごです。