呼吸のように・・・

俳句のエッセー

シラン

倶利伽羅のふもと、埴生口。
ここから義仲軍は進んで行きました。
こちらのエントランスでは、シランの花が咲きそろっています。
静寂を感じることの多い土地ですが、だからこそ人の声が響いて感じます。
こんな土地に住む私たちを、シランは見つめているようでした。
向こうに山があり、その向こうに古墳があります。
手前には畑も見えます。
シランは黙して、時々、風に揺れていました…