2014-06-10 桐の花 倶利伽羅峠。桐の花。 九十九折りのこの一角だけは、なぜか好きな場所です。 あやめやカラー、そして古びた筧があり、反対側は、桐の花。 午前中は、直接日がさします。 桐の花は、光を浴びて、どれも空を向いています。 桐の花の指す空の高くに、昼の月が浮かんでいました。 昼の月はぼんやりとして、儚くみえます。 なぜ、花は天を指すのでしょう? なぜ、空を目指すのでしょう? 人がなぜ生きるのか、というのと同じほど、 愚かな質問なのでしょうか?