呼吸のように・・・

俳句のエッセー

アカシア

アカシアの雨に打たれて…
このアカシアは、「ニセアカシア」です。
本来のアカシアとは違うそうですが、
ニセアカシア」の方が、「アカシア」として有名ですね。
能登路を行くときも、「ニセアカシア」が、緑の中に白く目立ってきれいでした。
また、よく通る道でも、その花によって「ニセアカシア」だったのかとわかります。
花は白く、散るときはスッと落ちるように散るので、
「アカシアの雨」と表現されたのだと思いますね。
確かに雨のように散ります。
地面は、白い花が敷き詰められ、木陰も明るく感じられるほどです。
夏は輝く季節です。
アカシアの花も、一つ一つが輝く光のように、閃光が走るように目に映ります。
「アカシアの花」を詠むとき、そのようなイメージを膨らませるといいのかもしれません。