呼吸のように・・・

俳句のエッセー

雪柳

母が見とれていた、隣の家の雪柳。
しなやかに揺れる花を、羨ましそうに見つめていました。
それを知ってか、お隣の奥様が一枝を下さいました。
母は喜んで、花瓶に挿して、また挿木にもしていました。
残念ながら根付きませんでしたが、(もっとも挿木ができるのかどうかわかりませんが…)
わが家との境界線ぎりぎりに咲く雪柳は、両家の雪柳として愛されていました。

その後、お隣は引越しされて、
とは言っても近くですが、
また、たくさんのお花を育てて、雪柳も見事に咲かせていらっしゃいました。

こちらは、倶利伽羅の九十九折で見つけた雪柳。
この一画は、どうも個人の持ちもののようで、様々な花が育っています。
あまりに美しいので、カメラに収めてみました。