呼吸のように・・・

俳句のエッセー

おじぎ草

おじぎ草に花がきました。
ピンクの小さい毬のようです。ふわふわです。
花の季節は夏ですが。室内で育てていますので、季節感がありません。
ほぼ一年遅れで花が咲きました。
可愛いので、話しかけて元気づけます。
蕾もありますので、入れ替わりに花をつけてくれるでしょう。

「含羞草」は、夏の季語です。「眠草(ねむりぐさ)」とも言います。
動きのある植物は、あるいは金魚やなにかのように、
ふと話しかけたくなる存在です。
そして、彼らは、決まって知らん顔をするのですね。

    ねむり草眠らせてゐるやるせなし   三橋 鷹女

ちょっと憂鬱な女心…でしょうか。