呼吸のように・・・

俳句のエッセー

蜆貝

淡水の蜆貝。ほとんどは大和蜆と伺いました。
蜆は肝臓に良いそうで、よく味噌汁にしていました。
その貝殻を庭に撒いて、雪解け頃は、とても新鮮に目に映ります。

何年もして、少しずつ風化していっています。
二枚貝は開いていて、それらが独立して、一つずつになり、砕けて…
だんだんと小さくなっていくようですね。

それを思うと、貝塚はすごいですね。
あれだけの貝が残っているのですから。
よく見ると、二枚貝の口が閉じたままのものも目につきます。
開くと、中に貝の身があるのでしょうか?
興味が湧きますが、わかりません。

   工場の塀ぎは濡らし蜆売り   沢木 欣一