呼吸のように・・・

俳句のエッセー

寒林

谷へ階段が続きます。
この階段を降ると、キリシタン殉教の碑へ行きつきます。
それほど険しい道ではありませんが、
こうして見ると、おどろおどろしい感じがしなくもないですね。
春は椿が咲き、鳥たちが囀ると、命の暖かさを感じる空間です。
静けさが大いなる力を思わせる、そのように感じたことを思い出しました。
今は、雪。
辺りは寒々とした、枯木立です。
山眠る季節。
ここ卯辰山も時間が止まったかのように、
雪に眠る自然の風景です。