呼吸のように・・・

俳句のエッセー

散紅葉

雨の紅葉は、艶めいて美しい。
境内の池に泳ぐ鯉は、丸々太って、近づいてくる。
背に紅葉を映しながら泳ぎ、静かに水面を漂うかに見える。
何やらゆっくりと口を開けたかと思うと、さっと飲み込む。
散る紅葉を…
水音高く尾を翻して、泳いでいった。

紅葉が散るころ、鯉の池も彩りを増していた。