呼吸のように・・・

俳句のエッセー

山藤の実

藤棚の藤の実は、早々に取られてしまって
ほとんど見ることが出来なくなっています。
山藤の実は、高くになっていて、取ることができません。
空が澄んで、空の奥に実がなびいていました。
たとえ小さくても、藤の実が弾ける時は、音がします。
命がはじける音です。
新しい何かは、殻をはじきとばして生まれてきます。
そこに摩擦や困難があるでしょう。
それでも時が来れば、実は弾けるのです。
その時、最善を尽くすことができますように、
そう、お祈りします…