呼吸のように・・・

俳句のエッセー

金木犀の香

通りを歩いていて、まず香りがして木を探す…
それが金木犀
金木犀の香りが好きだという方は多いと思う。
街角や色々な場所で、この香りに出会うとき、
思わず深い息をする。

金木犀の香りに憧れて、
金木犀の香水を手に入れたことがあった。
それでも、本物には敵わなかった。

香りをまとって、もっとも嬉しいのは、本人。
回りの人ではない…
金木犀も自らが最も幸せだと思っているだろう。
可憐なオレンジの花に、誰もが愛する香り。

金木犀のように、自分らしい、清々しい香りを
まとっていたいと思う…