呼吸のように・・・

俳句のエッセー

早稲刈り

日曜日は主の日。
受付当番にあたっていたので、
いつもより1時間早く出かけました。

道中、刈田が目立ち、
早稲刈りが始まっていることに気付きます。

 早稲刈りにそばへが通り虹が出し   細見 綾子

季語は「早稲」。秋。
副季語に「早稲田」「早稲の香」「早稲の穂」

 早稲の香の漂ひにけり山葵沢   沢木 欣一

それから、早稲の香というと

 早稲の香や分入る右は有磯海   芭蕉

有磯海は、馴染みの深いところ。
芭蕉の詠んだ景色が、ありありと目に浮かびます。

日本古来の景色が、今もそこにあります…