呼吸のように・・・

俳句のエッセー

藤の実

兼六園を歩いていて、藤棚が目に入りました。
見ると、何か錘のようなものが
たくさん下がっているではありませんか。
藤豆です。藤の実ですね。
莢が白く毛羽立って、ぬいぐるみのような艶です。
一ついただこうとして、できませんでした。
手の届くところに実はありません。
最初からそうなのか、誰かが採ってしまってそうなのか
分かりませんが…
大体20センチほどの豆の莢は、
しっかりとした固さがありました。