呼吸のように・・・

俳句のエッセー

帰省

教会の祈祷会で、見慣れない青年が一人。
「お祈りは、こちらからですから、一番になります」と、
K伝道師が説明しても動じることなく、
「ああそうですか」と受け流して。
聖書研究が終わり、いよいよお祈りが始まり、
なんと、その青年の流暢なこと!
声も艶やかな響きがあります。

この人は、一体、誰なのでしょう?

実は、Yさんの息子さんで、今は牧師。
用事で帰省して、母教会での祈祷会に出席されたとのことでした。
なるほど。

牧師となられた今も、母教会は母教会なわけで、
青年会で活躍なさっていたころの思い出話に花が咲きます。
教会は我が家のようなもの。
いつでも誰かが待っていてくださいます。
教会は「家」です。「祈りの家」ですね。
祈りの家は、やはり母の家なのです。