呼吸のように・・・

俳句のエッセー

春一番?

今日は春一番が吹きます…と言ったかどうか。
ガソリンスタンドで、そんな話を聞いた。
確かに外は風が尋常ではない。
突風で車が流されそうになりながら運転してきた。
しかし、雨も降り始め、
これは春一番というより、春の嵐ではなかろうか、
そう思ったりする。

今日は、これから教会で出向かねばならない。
車の点検サービスを受け、また春の嵐の中、車を走らせた。

朝、大学の先生の訃報が入った。
突然の嵐は人生にも吹き荒れ、大切なものを奪い去っていく。
一つの種が落ち、また、一つ芽生えるように、
過ぎ去った人生に意味があり、そして、更に息づいていく。
その事を、深く心に覚え、
その中で、今ある悲しみを受け止めて、
車を教会へと走らせた。