呼吸のように・・・

俳句のエッセー

田圃の雪

今日は父の忌日でした。
闘病生活と同じだけ時間が経ちましたが、
同じ長さだとは信じられない程です。
闘病の期間は、長く感じられました…

今日は雪でした。
春の雪はうっすらと積もっただけですが、
北側の雪は解けずに残り、凍てついてきました。

子供の頃、田圃の雪が凍みて、
固く締まった雪の上を、走り回ったことを思い出します。
一冬に何度かある現象で、とても楽しい経験です。
子供は軽いから、どこまでも沈まずに走ることができましたが、
大人はそうはいかないでしょう。

夕方から、霧が立ちこめて来ました。
田圃から流れてくる霧は、忽ち道を危ういものとします。
暦の上では春ですが、
春らしくなるのは、まだ先です。