呼吸のように・・・

俳句のエッセー

ブーツ

ちょっとした出来事のあった時に求めた、
ハイヒールのブーツがお気に入りです。
ロングブーツなので、足首が絞まり、
車の運転には不向きで不便なのですが、
とてもお気に入りです。

私は物に執着する方ではありません。
(少なくとも、今は…)
ですが、どのような物でも、それにまつわる〈何か〉がいいことなら、
それは特別な〈モノ〉になります。
その〈モノ〉ではなく、
その思い出を大切に思うということかもしれません。

このロングブーツは、特別な時に履きます。
また、いいことを積み重ねられるように願いつつ…

形あるものは、いつかは無くなるのですが、
心にある思い出は残ります。
しかし、その思い出にも捕らわれることなく、新しい時間を過ごします。
思い出は増えるもの、作り出すものです。
前を向いて生きます。
新しい時は、間違いなく、過ぎ去った時間より素晴らしいと知っているからです。