呼吸のように・・・

俳句のエッセー

柊の花

クリスマス・リースに飾った柊が、
乾燥して少し色が黄色ががったように見えます。
柊の小さな花。
それを守るかのように、近づけると、
葉は鋭く指に刺さります。
可憐な花のボディガードは、しっかりしていないといけないみたいです。

いよいよ来週はクリスマスです。
主のご降誕をお祝いします。
救い主のイメージは、どのようなものでしょうか?
そのイメージを大きく裏切る姿で、
イエス・キリストはお生まれになりました。

私たちは、隣人を理解していると思っていますが、
人は簡単に理解できるほど、単純ではないでしょう。
私たちの多くは、理解していると思っている、
思いこみであったり、誤解であったりするようです。
なにしろ、自分自身も謎ですから、仕方のないことです。
それは、さておき…

イエス・キリストも、飼い葉桶に寝かされた、貧しい姿でお生まれになりました。
これは、メシア(救い主)の王のイメージにほど遠いものだったでしょう。
しかし、神様のなさる救いは、人の考えをはるかに超えたものでした。
私たちは、この「救い主」を見る目が必要です。
見えている表面に惑わされず、ものごとを見る目が必要です。
与えられたものは、自分の望んだ形ではなかったかもしれません。
しかし、それを選びとって生きる柔軟さを身につけたいと思います。
感謝をもって受け入れる心を望みたいと思います。
逞しく目的に向かって邁進していく力を与えられたいと思います。
そこに「救い」があると、信仰の目で信じる者として。

真理を見る目が与えられますように。
救いは、もう、来ています…