呼吸のように・・・

俳句のエッセー

「青虫」は天の虫?

先日、クリスマス・リースを作っていた時のこと。
大きなテーブルの上には、杉の枝が広げられていました。
また、カイズカイブキ、ヒイラギ…など、
良くわかりませんが、様々な緑色が並んでいました。
自然のものですから、当然、色々くっついてきていて、
切ったり、曲げたりしている枝を逃れて、
テーブルを這い出していました。

切り落とした小枝に、何かいました。
小さな小さな青虫でした。
何でも、カイズカイブキにつく害虫なのだそうで、
名前は忘れました…
枝を受け取って、青虫をまじまじと観察した後、
いつもの通り、ゴミとして…と、そこで、
「神様にお返ししましょう」
と誰かが言いました。
はい?と目をあげると、外に放してあげるのだと言うのです。
なるほど。ここは、神の宮でした。
でも、
「隣の家にいくだけだろ」とのご意見も…
結局、教会の庭にある、石蕗のあたりへ放してきました。
そして、「青虫」は、「天の虫」?となり、
行く末は神様の手にあずけられたのでした。