呼吸のように・・・

俳句のエッセー

初冬

句会で、いきなり披講が回ってきた時の驚き。
当番の方が欠席されたため、前触れもなく指名されました。
たちまち血圧が上昇する気配を感じ、
選句中も落ち着きません。

「読み違え等、あるかと思いますが、
 優しくご指導くださいますよう、お願い申し上げます。」
こう高らかと公言し、披講に入りました。

失敗は、「満天星紅葉(どうだんもみじ)」を
「まん…」と言って、ハッとして止めたところ
皆さんがボソボソと教えてくださいました。
それから、「蓮根掘る(はすねほる)」を
「れんこ」と言ってしまったこと。
これだけでした。

手元の用紙に点数も記入していたため、
結構忙しい披講でしたが、その分ゆっくりと
読みあげることができてよかったと思います。
前回は、ゆっくり読むように指導をうけましたので、
今回は、そのようになったというわけです。
立冬後、初の句会はドキドキと、
とても〈アツイ〉句会でした。