呼吸のように・・・

俳句のエッセー

立冬

北陸の冬のお天気は変わり易く、
「弁当忘れても、傘忘れるな」と言われるほどです。
今日は立冬
冬にふさわしく、晴れたり、雨が降ったり、雷が鳴ったりと、
めまぐるしい空模様でした。
いよいよ寒くなっていくようです。

長く北陸に住んでいると、どんよりとした冬に慣れてしまっていて、
雪の降らない地域の、明るい冬景色の中にいると、
なんとなく落ち着かなくて疲れます。

冬は、足元を固める季節です。
いわゆる、下へ下へと根を伸ばす…季節ですね。
春になったころ、十分に伸びていけるように、
力を蓄えるための時期としましょう。
目に見える部分と同じほど、目に見えないところが大切です。
そのために冬があるのだと思っています。