呼吸のように・・・

俳句のエッセー

刈田

そろそろ稲刈りが忙しくなってきたようです。
農家の近くを通ると、あれは何でしょう?
納屋の外へ籾殻を吹き飛ばしているのでしょうか?
喉がイガイガします。
私は花粉症ですが、杉の次に稲が苦しいのです。
日本に適応できていないと言えるかもしれません…

この辺りは散居村で有名ですが、
点在する農家は、屋敷林に囲まれて、随分立派な建物です。
納屋と言っても瓦葺だから、どれが母屋か納屋か、
よく見ないと判断がつきません。
言えることは、いずれも我が家より立派だということでしょう。

Tさんのお隣の家では、増築を始めたとのことでした。
農家の集落で、比較的隣家は近いように聞こえました。
立ち上がったお家は、窓が一つしかないので、不思議だとは思ったそうですが、
なんと納屋だったそうです。
サイズはTさんのお宅と変わらないものだったようで、
間違えても仕方がなかったでしょう。
Tさんは、
「お祝いを持っていかなくて、良かった…」
と胸をなでおろしていらしたとか…

恥をかかなくてよかったですね。Tさん。

田舎の住宅事情でした。