我が町にある 「JOMON(縄文)パーク」で、
昨年、何やらイベントがあったようで。
久々に訪ねたら、土の盛り上がったところに、
土器や土偶が並べて置いてあった。
土偶は見事なレプリカで、おそらく地元の愛好家が作ったものだろう。
しかし、土に横たわってしまっていた。
夏休みのイベントとして、土器を焼く「野焼き」をすることもあるが、
真夏に火を使うのは、大変なことなので、
野焼きは秋がいいと思う。
焼き上がった土器などは、ゆっくり冷まして、
表面に付いた灰を払い、手で撫でたりして愛おしむ。
大切な作品を、この秋草の上に、割れないように、
そうっと置いた様子が目に浮かぶようだ。
これだけの力作、縄文人に対する熱意が伺える。
秋草の土に横たわる土偶に、色々と想像してみるのも、
楽しい一時に違いない…