呼吸のように・・・

俳句のエッセー

夕焼け

夏期スクーリングが終わった。
2週間、ホテル住まいをして、確かに疲れた。

その間、お休みは、たった1日。

その日の朝、奮発して、バイキングの朝食を摂る。
それから、ゆっくりと着替えや本など、
使わなくなったものを荷作りし、自宅へ送る。

フロントへ行くと、今日の便が終わったと言うので、
郵便局まで出かけた。いいお天気だった。
エスニックなドレスのままで、化粧もせずに郵便局へ行き、
帰りにユニクロでポロシャツなどを買い、
ご機嫌でホテルへ帰って来た。

昼食は、どうしたっけ?

ノートをまとめようと、テーブルに向かって、
一息付いたら、デジタル時計は、13:07 になっていた。

ここで、一旦、記憶は途切れ、
次に気付いた時は、窓が夕焼けでいっぱいになっていた。

ああ、お休みが終わってしまった…
何だか、がっかりした。

でも、ひどく気持ちのいい一日でもあった。

摩天楼の夕焼け空は、とても広いということを発見したから、である。